米の収穫量と発電量

稲刈りの前に、坪刈りをしてパネルの影が稲の成長に与える影響を調べています。

 

稲刈りの前に、範囲を決めて、
試験サンプルを採取します。 

パネルが田んぼに落とす夏至の
3.5時間の影を計算しました。

日の出から日の入りまで約14.5時間
あるので、14.5-3.5=11時間の

日照を確保できるように
パネル間隔や配置を設定しています。 

パネルの間隔は前後1m、

左右は4m開けています。

この間隔が影の量を調整しており、

日中の日照時間が12時間の時に
3.5時間の影を計算して、

12-3.5=8.5時間以上の陽の光を

確保することで、稲に与える影響を

少なくしています。  

稲の花です。

出穂してからが大事だといわれています。初めて見る稲の花でした。

お米がこうしてできることを知りました。 

<収量の比較>

パネルの影が収穫量に影響を与えるか どうかの検証を行いました。

初年度は、影の影響がる区画の収量は
影の影響がない区画の約90%、

2年目は約82%でした。

気候や施肥などのよっても影響がありますが、圃場における太陽光パネルの影が稲に与える影響は少ないものと思われます。 

影の影響がある区画の稲は葉の長さが長くなる傾向がありました。 

​栽培している稲は「さとじまん」
という品種で、
倒伏に強い稲です。

実証地の発電容量14.5kWで、

年間の総発電量は15,250kWhでした。

実際の発電量は想定値の105%程度に
なりました。

国との共同研究なのでFIT
(固定価格買取制度)が利用出ませんが、

仮に、FIT(24円/kWh)を利用した場合、

年間で36.6万円の売電収入になります。